TARUWARAの風 

バリ島で暮らす こどもとおとな

代表のつぶやき~バナナプレゼンを終えて~

こんにちは!

たるわらです。

 

昨日は朝から豪雨だったバリ島ですが、今日はよく晴れています。

 

前回のブログで書いた、ルマクチル・タルワラの先生たちの学び。

これについての代表のSNS投稿を見てみましょう。

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(前半は省略しております)

実際にバナナ材料になっているお菓子やバナナリーフのお茶をふるまうグループがあったり、いや〜楽しかった♪

しかし大事なのはここから。
今回はワークショップの時間を長めに取り、リフレクションする時間も充分に取れるようにしました。
最初の(問い出し)のところから、チームで1つのプレゼン資料にまとめ発表するまでの行程で彼女たちは、「何を感じ、何を学んだのか」
もちろん学校もオーナーの私としてはこの一連のアクティビティを通して、教員たちに
「あんな事を感じて欲しい、こんな事も気づいてくれればな」
という目的を持っていたわけで、バナナに対しての「問い」や、チームメイトは違えど、こなしていくプロセスはほぼ一緒のはずなので、彼女たちの落ちどころについてはあまり想像していなかったのですが、その後1人1人シェアしてもらえば、いい意味でも悪いというか、彼女たち1人1人の受け止め方が違い、正直「私のインドネシア語での説明間違えてたんか?」
と不安になったほど、全く期待してた受け止め方から、違う方向にいってる意見もあったりして。
彼女たちの発言は日本サイドから参加して頂いている方に同時通訳もしてたんですが、伝えるのが恥ずかしくてはしょってしまう部分も。。
でも中にも
「それっ!!それなのよ!私が期待していたものは!!」
なんていう期待通りの思いを伝えてくれる子もいたりして…
半分くらいの子の話を聞いていくうちに、同時通訳で脳がちょっとバクってたのもあったかもしれないですが、ショックだったり、安心したり、困惑したりして、感情が複雑になりすぎて手が震えて動悸が激しくなってしまってました。
通常のワークショップやトレーニングなどでトータル2時間を超えることも珍しい事ではないのですが、昨日ほど心と脳と感情が疲れ果てたワークをした事はなかったかも。
でも考えれば、私たちが目指しているのは、生徒1人1人の個を尊重し、大事にして、彼らに必要とされるであろう「本物の学び」が、生徒主体で当たり前のように展開していけてる環境をもった学校つくりをしているわけで、教員が彼らの生徒に感じるであろう事を私が感じただけなんだと。
そして、多くの教員が、
「私たちにとってバナナは余りにも身近なものすぎて、初めはどうしてバナナである必要があるのかと、あまりに乗り気ではなかったのだけど、調べていくうちに多くの発見がありとてもエキサイトした。そして自分が調べる課題以外のことも自動的に学ぶ事ができた。探究するものは身近である必要があるんだと思った。」
という意見も多く、
「私たちにとってバナナは、もうただのバナナではなくなった」
と、話していました。
ほんと昨日はいい意味でキツい1日だった。
多分随分興奮してしまっていたのだろう。
昨夜は明け方まで眠りにつけなかった。
きっとこの先もまた同じような思いをする事もあるだろう。
正直怖い気もするがめげずに学びを続けていこう。
 
 
先生もこどももスタッフも代表も学びつづけている最中です!
 
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